Column珪藻土をDIYで塗る!簡単な塗り方と失敗しないポイント
おしゃれな壁と言えば珪藻土は、その代表格。
フラットな仕上げだけでなく、あえて塗りっぱなしのデザインにするのも人気で、壁紙とは一味違う仕上がりになりますよね。
珪藻土の壁は部屋の雰囲気をガラリと変えてくれるため、DIYに挑戦する人も多いのではないでしょうか。
今回は、DIYで珪藻土を塗る前に気になる道具や流れ、失敗しないポイントなどについて、詳しく紹介します。
DIYで珪藻土を塗りたい!壁紙の上からでもOK?
珪藻土は、海に生息する植物プランクトンが死滅したあと、土の上で何年も蓄積されたものです。
機能面でも優れていて、調湿性があることから、コースターやバスマットの素材、そして壁材として重宝されています。
壁材として使用すると、室内の湿度の調整や防臭効果が期待できるので、家づくりに取り入れる人も増えているようです。
DIYで珪藻土の壁を仕上げる場合、現在の壁紙の上(ビニールクロスなど)から塗って大丈夫か気になりますよね。
実は、珪藻土は現在の壁紙の上からでも問題なく塗れます。壁紙を剥がすのは大変なので、上から塗れるなら作業もらくになりますね。
また、古民家に多く見られる砂壁や土壁、モルタルなど、現状の壁の上から珪藻土を塗っても問題ありません。
珪藻土の壁をDIYする前に準備するもの
DIYで壁に珪藻土を塗る前に、まずは必要な道具を準備しましょう。
準備するものは、下準備や珪藻土を塗る時によって違うため、次の表を参考にしてください。
下準備の道具 | ・養生テープ(マスキングテープ)
・新聞紙(ナイロンシート) |
下地を塗る道具 | ・シーラー(下地材)
・ローラー |
珪藻土を塗る道具 | ・バケツ(2個:水と珪藻土用)
・水 ・コテ ・コテ板 ・ヘラ ・スポンジ ・おたま |
珪藻土やシーラー(下地)などの必要な道具は、DIYする前に準備しておきましょう。
珪藻土をDIYで塗る流れ
DIYで珪藻土を塗る流れは、「下準備→下地を塗る→珪藻土を塗る」の3ステップで完了です。
珪藻土はキレイに仕上げなくてもおしゃれなデザインになるため、初めてでも失敗することはありませんよ。
珪藻土をDIYで塗る流れを、3ステップで確認していきましょう。
①下準備
養生テープやマスキングテープを使って、目的以外の場所に珪藻土が付着しないように養生しましょう。
壁に塗るなら、天井と壁の境目や床と壁の境目、コンセント部分などの養生が必要です。
珪藻土は水分を含ませてから塗るため、コンセント周辺はとくにしっかり養生してください。
また、新聞紙やビニールシートなどを床に敷いておくと、珪藻土で汚れる心配がありませんよ。
②下地を塗る
珪藻土は壁紙の上からでも塗れますが、密着度を高めるために下地材のシーラーで下処理をしましょう。
シーラーを塗る時は、ローラーを使うと広い面積も短時間で塗り終えられますよ。
③珪藻土を塗る
珪藻土を入れたバケツへ水を加えて、塗りやすい硬さになるまで混ぜ合わせます。
少し粘り気がある方が、塗った時に下へ垂れる心配がありませんよ。
バケツで作った珪藻土は、おたまを使ってコテ板へ塗る分だけ移します。
コテ板の珪藻土の硬さをコテで確認し、壁やコーナー部分などへ塗っていきましょう。
塗り方のポイントは、次の2つです。
・コテで珪藻土を壁に押し付ける
・コテを下から上に動かす
初めてのDIYでも比較的簡単にできますが、力加減が弱かったり厚い部分と薄い部分があったりすると、上手に塗れないので気をつけてください。
珪藻土を塗りながら、お好みのデザインに仕上げます。
珪藻土を塗り終わったら、マスキングテープや新聞紙などを剥がして完成です。
珪藻土が乾燥するまでテープを剥がさないとくっついてしまうので塗り終わったらすぐに剥がして下さい。
珪藻土のDIYは失敗しやすい?ポイントは?
珪藻土が塗られた壁は、フラットなデザインより、波線やコテで模様をつけた方がおしゃれに仕上がります。
そのため、DIYで珪藻土を塗ってもデザインに関しての失敗はあまりしません。
ただし、珪藻土は次のような壁紙の上からDIYすると、仕上がりが汚くなり失敗するので気をつけてください。
・壁紙の上にカビや汚れがひどい
・壁がひび割れしている(クロスも含めて)
・砂壁や土壁が崩れている(手で触れるとボロボロ落ちる)
珪藻土はどんな壁紙の上からでも塗れるとはいえ、湿気の多い壁やひび割れしている壁の上に塗ると、手直しが必要になるので注意しましょう。
まとめ
DIYで珪藻土を塗るポイントは、材料を適度な硬さに練ることです。柔らかすぎたり硬すぎたりすると、うまく塗れずに失敗するケースが多いでしょう。
また、もともとの壁や壁紙などがダメージを受けていると、珪藻土を塗っても手直ししなくてはいけません。
DIYで珪藻土を塗っても大丈夫か心配な時や、職人にしかできないおしゃれなデザインに仕上げたい時は、業者へお任せした方が満足できるでしょう。まずは、費用や施工期間など気になることを相談してみてはいかがでしょうか。
DIYで実際に塗られる前に無料の体験会に参加されることをお勧めします。
塗り方や注意点などを詳しく説明してくれます。
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